6.06.2021

388. 「私のことを覚えていますか?」

 Sul Sul!


プレイヤーの可笑しなワールドに、
ようこそお越し下さいました。

今回は途中まで、
いつものようにプレイヤーがMCを入れ、
その後は珍しくストーリー仕立て。

そして語りを、
フレディシムにバトンタッチします。

エピの切りどころがなく少し長めです。
字数を少なくする為、
持ち得た限りの画像を挟み込みましたが、
いつもよりは文字数が多いかな・・・
(なんせ毎度ながらのゲーム進行や撮れ高を見て、
大喜利状態での創作記録・笑)

宜しければお付き合い下さいませ。

💛

さてさて。


初っ端は、
毎度ながら常春の二人。
"もうお腹いっぱいだよ"と言いつつも、
撮れ高を確保してしまう、
プレイヤーなのである。


そんな二人は、
お喋りを始めても止まらない。


いつ途切れるのかと思いつつ、
微笑ましい気持ちで見ていたら、


フレディシムの電話が鳴った。


スパイスフェスティバル行かない?


From うち所有のレストランのホスト、
リカルド氏。
Dine Outバグっててさ、
店閉めっぱなしでごめんな。

💛

そんな訳でお詫びも兼ねてOKを押す。
全員で行くと中々大変な事になるし、
フレディだけがお付き合いをすることに。


会場の片隅でカレーを食べていたところに、
ジュディス女史がやって来た。
親しげに近づいて来たのだが、
後から喧嘩を、
ふっかけて来るわけじゃあるまいな?


彼女から奇襲をかけられる事はや数回の、
フレディシムなのである。


なんてったって、
"闘争のススメ"以来の因縁の二人。
(画像は185より)


もちろん、
売られたから買ったまでの喧嘩である。


しかもナンデスッテ!?
まさかの転落人生
じゃなくて降格?


セレブ予備軍だと?
そしてロジャまで来ちゃって、
ダブルであらら。


そんなロジャをカメラで捉えたら・・・


ナンデスッテ!?


リカルドにあららだわ・・・


そしてまた、
因縁の二人にカメラを合わせたら、


幸せなメモリーで親近感ですと!?
しかも"知り合い"だと?


どうやらそのようだな。
まだそんな歳でもないだろうに・・・ね。


ってそう言えば、
ロジャあんた・・・


リカルドのこと忘れちゃったの?
彼とは以前レストランで、
挨拶もしていたし話もしていたぞ?


これは恐らく時々起こる、
人間関係消滅バグだとは思うが、
なんともまあまあ・・・


"私のことを覚えていないのですね"
状態なのであります。

💛

さてさて。


そんな可笑しなスパフェスから帰宅後、
見ている映画に胸熱のフレディシム。
涙が飛び散っちゃて凄いんだけど(笑)。

💛

そして胸熱といえば、
6/4の金曜ロードショーで放映された、
"ボヘミアンラプソディー"を、
視聴されたであろうか?
(今日6/6もBS日テレで放映するよ)

んで、この際だから再度!
ブログのトップにも記してあるように、
ここではリアルな彼らの、
再現シムズをしているのではないし、
それはプレイヤーがやりたい事ではありませぬ。

そしてうちの子達は、
人生も性格も何もかも、
頭の先から爪の先まで、
ただの(オマージュ)シムですので悪しからず。

💛

そしてフレディシムが感動しているのは、
残念ながらボラプではなく、
「迷子犬の家路」
これを見ながら泣くのが、
フレディ流の目のお掃除なのであります(笑)。


さて、唐突ではあるが、
この後から、
フレディシムにバトンタッチ。

💛💛💛

このブログ始まって以来の、
初めての僕語りだから少し緊張するワ。

うまく伝えられるかしら?
不安だけどやってみるわね。

💛

「迷子犬の家路」に胸熱感動した後の僕は、
バーカウンターにいた。




ここが大好きで、
ロッジとはいつも争奪戦なのよ。

そんな所に一通の嬉しい知らせが届いた。
前回のクライアントが、
僕に新しい顧客を紹介してくれたみたい。




その新顧客から、
早速電話がかかって来たんだけど、
取りそびれちゃったわ。
だからお仕事の依頼一覧で確認したの。

そこで僕が目にしたものは・・・


💛 

「私のことを覚えていますか?」




忘れるわけがないじゃない。
何故ならばその新顧客は、
僕の前の恋人なのよ。

そしてその言葉に、
僕の胸が騒つき始めたの。




僕の事を誰よりもよく知っているロジャに、
この胸のザワつきを話してみた。






罪悪感・・・?

💛

時が随分遡る話なんだけど、
ジェスロはBatuuのカンティーナで、
働いていた。


僕は彼女の事が、
物凄く好きなっちゃって、
誰の力も借りずに自力(意味分かるわよね?)で、
ここまでの関係になったの。


そしてBatuuのミッションが全て終わった時に、
思い切って提案してみたわ。(253)




そうやって彼女は、
Batuuから遠くの地球へとやって来た。




彼女の笑顔はとても眩しくて可愛くて、
僕はどんどん夢中になっていった。

正式な交際をスタートしたのもその頃。




僕たち二人は幸せだった。




だけどすれ違いが多くなって、
そしてダーリンとも知り合って、
結局は別れる事を選んだ。


(312)

💛

彼女はもしかしたら、
あのままBatuuにいた方が、
幸せだったんじゃないかって。

地球においでって誘ったのは僕だし、
そして別れてから、
放ったらかした状態になって。
だから、


「私のことを覚えていますか?」


この言葉が僕の胸に刺さって、
ざわついたのね・・・

💛

もちろん彼女の依頼を、
無視することも出来た。


だけど僕は行くことにしたの。


依頼を無視しても何も事は進まない。
そしてその方が、
益々辛くなるって思ったのよ。

それに今なら、
何か手立てがあるんじゃないかって。


ダーリンには事の詳細を話す事なく、
家を後にした。


僕は今とても幸せだけれど、
彼女は幸せにしているかしら・・・

💛

いっときほどして、
StrangerVilleの彼女の家に到着した。




目の前にある彼女の家の中に、
入れない僕がここにいる。

そして時間だけが、
悪戯に過ぎて行く。




ここまで来て、
自分は一体何をやっているのかしら?

💛

そうして僕は意を決し、
家の中に入ったわ。




だけど彼女の姿はそこには無かった。
きっと二階にいるのね。




そうよ、彼女は今は、
ひとりのクライアントなのよ。
僕は自分にそう言い聞かせた。

そうやって彼女が居る二階へと、
上がって行った。




とにかく仕事の話を始めなくちゃ。




彼女の強張った表情から、
重たい何かを感じて・・・




やっぱり「地球に来なければよかった」って、
思っているのかしら?
お別れしたらなしのつぶてで、
僕はなんて薄情者だったの?




そんな事が頭の中で、
グルグルと渦を巻いていたけれど、
それを振り払うようにして、
僕は部屋の模様替えの話を続けた。




それでもしばらく経ったら、
僕がジェスロから感じ取っていた、
緊張感みたいなものが、
少し緩んだように思えた。




そしていつの間にかしっかりと、
僕の方を見てくれるようになっていた。




この時は僕の中で渦巻くものを、
忘れていた。




そしてやっと、
彼女の笑顔が見れたの。






それでもやはりその後の僕は、
また渦の中に引き戻されていた。


蟠りという渦の中に・・・

💛

彼女が出て行った部屋の中で、
僕はさっき話し合った事を再確認した。


ピンクが好きなのは、
なんとなくわかっていた。




だけどグリーンが嫌いで歌うのが好き。
それは知らなかったし、
器用さが好きというのは、
想像だにしていなかった。

💛

その後、
僕は部屋の中を見渡した。




色々な思い出が蘇って来たわ。




この不思議な位置にあるシングルベットは、
なんだったかしら?
それが唯一の思い出せない事。



💛

僕はこの部屋での、
彼女との思い出を噛み締めながら、
部屋の中を変えて行った。




ピアノをもっと質の良いものに変え、
椅子も増やした。
テレビ台を最新のものに変える為に、
テレビも変えた。




ナイトテーブルとベッドも、
彼女の好きな色・ピンクに変えた。




僕の中で騒いでいる罪悪感が、
消えるわけでもないけれど、
自分の蟠りを1つずつ消すような、
そして止まっていた時を動かすような、
そんな作業のようにも思えた。

だけど何よりも、
心を込めて作業をしたわ。



💛

間も無くして完了したの。




彼女を呼び戻す時間よ。




嬉しそうに目隠しをしながら、
入って来た。




かなりたくさんの物を変えたんだけど、
その中から3つだけを選んで、
彼女に見せる事にしたの。




僕の仕事を見て、
彼女の顔がパッと明るくなった。




とても喜んでくれていた。






僕は彼女のこの笑顔が、
最高の報酬だと思った。

💛

仕事が終わって、
そのまま帰ることも出来たんだけど、
ここに留まる事にしたの。
まだまだ僕の中で燻っているものが、
僕をそう仕向けたのね。


彼女は最近新入荷した、
植物の装飾品にも目を留めていた。


そんな彼女が背を向けまま、
僕の名前を呼んだの。
ドキッとしたわ。




そして彼女の口から出て来た言葉に、
僕はとっても驚いた。

ジェスロ、どうして?




もしかしたら不思議な力を持っていて、
僕の心が読めたのかしら?
それともロッジが、
彼女にメールか電話でもしたのかしら?

💛

それと同時に僕はある事に気がついた。


「私のことを覚えていますか?」
この言葉を読んで、
僕が彼女の人生を変えたなどと思った事は、
差し出がましい事なんだって。




そうよ、結果的に僕ったら最低な事に、
彼女の事を恨みがましい人間だと、
そんなふうに思っていたって事なんだわ。
心の奥底で、
彼女を見くびっていたなんて、
僕はなんて失礼な奴なのかしら?


だけどそんな僕を、
彼女が救ってくれた。
ジェスロ、ありがとう。

💛

そういえばすっかり忘れていたけれど、
ここは砂漠気候だったのよね。


僕は急に、
さっきまで感じていなかった暑さと、
空腹を感じた。


あの言葉に救われて、
心が軽くなったからだわね。

ジェスロにはギドリーの事を、
きちんと話してあったし面識もあるの。




そういえば、
ギドリーが肉体を取り戻してからは、
まだ会っていなかったかしら?




あらジェスロったら、
何を言っちゃているのかしら?
僕はなんともないんだけど・・・




💛

それからしばらくして僕は、
家路に着いたの。


ジョン坊が僕の部屋にいたわ。
「ただいま」と声を掛けた後、
話をし始めた。




ブライはというと、
人生をチェスに見立てて語っていた。




そしてロッジは、
甘いものを手にしながら、


自分のクネリに酔いしれていたわ。


ダーリンはというと、
今回のことを知ってか否か、
一言こう言ってくれた。




💛

今日は思い切ってジェスロの所に行って来て、
本当によかったわ。
これからは彼女に連絡を取って、
今よりももっといい友達でいる事にしたの。


心の中の蟠りを拭い去れたのは、
思い切ってジェスロに会いに行った僕の行動と、
そしてジェスロの言葉だった。
物事は全て、
繋がっているのね。


さて、
僕の話はこれでおしまいよ。
最後まで付き合ってくれてありがとう。


また会いましょう Darlings
Happy Simming💛